和室の主役

定番の急須

和室に使用される建具の主役になっている畳は、吸音性や吸湿性に優れています。
さらに断熱効果もあり、夏でも快適に過ごすことが出来ます。

畳の多くは「畳表」という乾燥したい草を織り込んで作られたものと、「畳床」という稲藁を重ね束ねたもので作られています。
これの素材や構成が湿度の調節を行ってくれることで、高温多湿の日本の環境にもマッチします。
さらにこれにはカビなどを防ぐ効果もあります。
また、「織り込む」という構成により、ベタつきなどの嫌な感触がすることなく、独特のいい感触を生み出します。

畳には縁がありますが、ないものもあり、その種類はさまざまなものがあります。
一般的には「へり」というもので囲ってあり、これには床仕上げを引き締める役割があります。

畳の大きさにもさまざまなものがあり、京間や田舎間などがあります。

最近は和室に床暖房を用いることも多く、それには表面だけが畳自体になっとり、下地には畳ボードを使用した特殊なものを使用します。
これには電気パネル式や温水式のものがあります。

さらに畳には独特の香りがあり、その香りに癒される人も多くいます。
人々が直接的に感じる畳の魅力には、香りが一番関係しているのかもしれません。

ここまで畳についてご紹介しましたが、和室は畳だけでは成り立ちません。
そこで障子やふすまなどについてもご紹介していきます。

和室のカーテン

陶器のおちょこ

和室に用いられる建具の中に「障子」というものがあります。
これも畳と同様、重要な役割を持っています。

障子は外からの光を完全に遮断するのではなく、柔らかくなる程度の光を室内に取り入れるという日本特有の文化の一つです。
障子が室内に演出する光は、和室をよりいっそう魅力的なものにしてくれます。
さらに障子に使用される和紙には適度な断熱性と通気性があり、さらに冷暖房を調節する効果もあります。
主に広縁などと室内の仕切りに使用しますが、開け放ったときの開放感は清々しいです。

さらに障子には種類が豊富にあり、さまざまなインテリアと組み合わせることが簡単に行えます。
種類は上下のスライド式のものや、ふすまや腰板と組み合わさったものなどがあります。

障子に使用される和紙は、すだれやよしずなどに変更することもでき、夏にはさらに快適に過ごすことも出来ます。

和室の扉

おでん屋の提灯

畳や障子に負けず劣らず、和室にしようされているのが、ふすまです。

組み子の建具に紙や布を張り、主に部屋の押し入れや扉、戸などに利用されます。
洋室に用いられるドアに比べて軽い作りになっているので、お年寄りや小さい子どもでも開け閉めを簡単に行うことが出来ます。
さらに取り外しも簡単に行うことができ、吸音性や吸湿性にも優れており、圧迫感も感じられません。

ふすまは紙や布を張ることが特徴の一つとされています。
紙には主に鳥の子紙や、各地の民芸紙、布製のものや洋紙などがあります。
一般家庭には鳥の子紙が多く使われており、最近ではビニールでコーティングされたものなどもあります。

ふすまはさまざまな模様が描かれているのも特徴の一つとされていると同時に和室の雰囲気作りのポイントにもなります。
模様は全体的に入っているものや、下半分のもの、無地なものもあります。
全体的に模様が入ったものはインパクトが強くなるので、大きな部屋に最適です。

このようなさまざまな建具が用いられる和室の利用がこれから減ること無く、さらに利用することを願いたいです。